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遺書:先日不倫の関係だった彼女が結婚。彼女と出逢い深く愛せたことを誇りに思ってる。本当に今までありがとう。幸せだったよ(1):夫が浮気(HUS-AFF)

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1: ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:20:45.18 0 ID:

驚くほどの長文になるが、時間をかけて黙々と投下させていただく。
なお、俺以外の登場人物への罵倒。誹謗中傷はやめていただきたい
すべて俺一人にしてくれ

身バレ防止のため会話の方言を標準語に直し
(うちの地域の方言が特殊なので場所を特定されてしまう)
フェイクを入れているのでつじつまが合わないところがあるかもしれんがご容赦願いたい




2: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:23:19.23 0 ID:

まずは俺自身のことを語っておく必要があるだろう
俺は、仕事はできるが基本的に人間のクズである父親と
表裏の激しいアホみたいな性格の母親の三男として生まれた

体が小さく頭も人並みでしかなかった俺は
幼いころから頭脳明晰で運動神経抜群である二人の兄と比較され、褒められることもなく育った
無論親の愛情なんか感じたことはない
親からすれば不出来のいらない子であろう
当然こんな環境で育った俺は性格のねじ曲がった卑屈な男である
そんな俺でもそれなりの高校・大学を出てそれなりにまっとうな会社で働いている

高校から大学にかけて、俺は同級生であった女性と長い期間交際していた
その女性は明朗な性格で、非常にかわいらしい人だった
若い頃の山口智子にそっくりな人だった

その女性を知る人誰もが「あの娘は本当にいい娘だ」と言うほど素敵な人だ
そんな素敵な人がこんなボンクラを好いてくれたのだから人生とは不思議なものである
俺とその女性は将来を真剣に考えていて、ゆくゆくは一緒になるものだと思っていた

しかし、歳を重ね精神的にも大人になっていく彼女と違い、俺はガキのまま進歩しなかった
そして俺は、あまりにもガキ過ぎたため大きな失敗を犯してしまう
俺は彼女のことをひどく傷つけてしまった
彼女が大人の男性に憧れ、俺のもとを去っていくのは必然であった
俺がすべて悪いのである

4: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:25:01.79 0 ID:

その女性と別れてしまった俺は自暴自棄になった
俺のせいで俺の大切な人は傷ついてしまった
俺には生きる価値などないのではないかという思いが頭を離れなかった

そして俺はバイクで飛んだ
病院で目覚めたとき、俺は「なぜ俺は生き残ってしまったのか」と自問自答した
医者から言わせれば「生きてるだけでもラッキー、社会復帰できるのは奇跡」だそうだ
その時、俺を支えてくれたのは大学の親友であった。
保険会社と交渉したり、身の回りの面倒を見てくれたりと本当に俺なんかのために頑張ってくれた

その親友はもうこの世にはいない
俺の事故の1年後、彼は交通事故で逝ってしまった
何故あんないい奴が生きられず、俺のようなアホが生き残るのか・・・
いつしか、俺は自分にみじめなタヒが訪れる日を待つようになっていた
タヒぬことだけを目標に生きていた

そんな生活を送っていたときにヨメとたまたま知り合い、結婚ということになった
容姿的には綺麗と評される類だが、俺にとってヨメは過去を忘れるための当て馬でしかなかった
俺にはヨメに対する愛情がほとんどなかった、なにもかにもがどうでもよかったのだ
人生を捨てていた俺は流されるまま結婚してしまった

自分で書いててつくづく思う、俺は自分の父親と同じく生きる価値のない人間のクズなのだと
前置きが長くなった。次から本題に入ろう

6: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:27:20.51 0 ID:

約5年前のことだ、俺がいる部署に派遣会社から20代前半の女性が新たに派遣されてきた

名前をAとしよう

Aは明るい色に髪を染めた、いかにも今時の年頃の女性である
しかし、Aは自ら「全身がコンプレックスの塊」と言うほど、自分に自信がなかった
たしかにAの容姿は美女と言われる類ではないが
肌が白く、ちょっとタレ目で可愛らしい、おとなしそうな女の子だ
そしてAは表情豊かで愛嬌があり、ノリも良かったので同僚の多くから可愛がられた
ただ、最初のうちは「なんか面白いヤツが派遣されてきた」程度の認識だった

Aがうちの部署に来てからほどなくして、彼女の歓迎会が開かれた
うちの部署の連中はとにかく酒を飲む
ところがAは全く酒を飲むことなくおとなしくしている
俺が「遠慮せずに好きなものを飲んだら良いよ」と勧めたところ
遠慮しているわけではなく、アルコールが苦手でほとんど飲めないのだという
本人曰く「すごい量を飲むとか思われるんだけど、私ってそう見えるのかな〜」とのこと
実は俺もその類で、見た目とは裏腹に中ジョッキ1杯でアルコールはごちそうさまなのである
それをAに伝えたら、「意外〜、私と同じだ〜」と笑ってた
そんなやり取りをして彼女の気持ちが少し解れたのだろう
すでに酔っぱらい出来上がった気の合う同僚を含め5人でえらい盛り上がった

8: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:29:37.59 0 ID:

今から思えばすごい会話だった
「この二の腕を何とかしたい。太くてぷよぷよで」(A)
「太いか?俺は適度に肉があって女性的でいいと思うんだけどな」(俺)
「○○さん(同僚)なんか巨胸で素敵じゃないですか〜」(A)
「俺は巨胸って苦手、なんか気持ち悪い。俺はB〜Cカップぐらいのほうが好き
それより重要なのはお尻が大きくてプリッとしているかだ!」(俺)
Aは自分の服の胸元を引っ張って覗き込み、俺に握手を求めてきた
「コラコラ、(自分の胸を)覗きこむんじゃないw」
なんか俺は必タヒに口説こうとしてるみたいだ。でもその時はそんな気持ちはなかった
純粋に俺の好みを言っただけである。そう、Aは俺の好みに近いのだ

こんな会話の中で、歳は7歳ほど違うが誕生日は2日違いであること(Aの誕生日の2日後が俺の誕生日)
二人とも無類の猫好きであること、Aと俺の考え方・価値観や感性が極めて似ていること
食の好みが似ていると、似た者同士でことを知った
翌日からAは俺と話をするようになったが、最初のうちはそんなに頻繁ではなかった

しかしいろいろと話をしたり相談に乗っているうちに、だんだんAは俺のことを
「口は悪いけど、自分のくだらない相談や愚痴に、この職場で唯一真剣に耳を傾けてくれる人」
と思うようになったという

9: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:32:05.02 0 ID:

Aはそう認識すると、頻繁に話しかけてきた。
俺が仕事の質問に答えていると、時折納得いかないことがあるようでよく俺に噛みついてきた
ところが、俺が再度説明するとあっさり納得するのである
A曰く
「他の人から言われても納得できないことでも、俺さんからだとなぜか素直に聞けて納得できる」

その頃から徐々にAは俺にとって「手のかかる可愛い妹」のような存在になり
俺はAにとって「自分を理解してくれる兄」(A談)のような存在になっていった

そして少しばかり時が過ぎ忘年会が開かれた

この年は近場の温泉に一泊しての忘年会であった
温泉宿での一次会のあと、なぜか俺が泊まる部屋がタコ部屋状態になり人が集まった、
無論Aもその中の一人で、部屋に来た女性はA以外は一人だけだった
Aは女同士でつるむことがあまり好きではないのだそうだ
曰く「女同士はめんどくさい、男の集まりのほうが気楽」とのこと
少々時間が過ぎ、小腹がすいたこともあり、外にある結構有名な蕎麦屋に6名で行くこととなった

その道すがら、Aより前に派遣されてきた性格が悪いデブ(以後Bと呼ぶ)が酔った勢いで
うちの部署一番のイケメンであるCの腕に「私Cさんの彼女」とかぬかしながらしがみついてきた
それを見たAは「私は俺さんの〜」とおどけながら俺の腕に絡み付いてきた
俺はAに「ちょっと待て、お前はシラフだろ」などと言いつつも、実はちょっとうれしかった

10: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:33:36.88 0 ID:

おいしい蕎麦を食べ、皆でワイワイ騒ぎながら宿に戻ってからのことである

アルコールばかりでソフトドリンクが部屋に全くないから近くのスーパーに買いに行こうという話になった
そのときAが「じゃあ俺さんと二人で適当に買いに行くよ」と言った
「Aに手を出すなよ」などと冷やかされながら二人で近くのスーパーに買い物に行くことになった

「なんで二人で?」とAに聞いたら、Aの表情が曇っていた
「私、Bがキライ。今回の泊りも同じ部屋だし一緒にいたくない。」
まあそりゃそうだ。Bとうまくやれるやつなんかいる訳ないよな〜とか言っていたら
Aは涙ぐみながら「みんな気付いていないけど、陰でBからいじめられてる。ストレスで体調も崩した」と
「まさかそこまでとは・・・。つらい思いしてたんだね、気付いてやれなくてゴメン」
俺はAを慰めながら、A の近くにいながら気付いてやれなかったことを詫びた

少し重苦しい空気が流れ、不意に立ち止まったとき
俺は思わずAのことを抱きしめ、キスをしてしまったのだ
今になって思えばもうその頃には俺の中でAに対する恋心が芽生えていたのだろう
さすがにAはびっくりしていた。「もう、俺さんったら何してんの」と怒られた
しかしその後気まずい雰囲気になるわけでもなく、いろんなことを話しながら買い物を済ませ宿に戻った

11: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:35:30.97 0 ID:

忘年会明けの出勤日、俺は自分がしでかしたことに後悔していた
せっかくいい感じの距離感だったのにそれを壊してしまった・・・と思っていた

しかしAは以前と変わらないように接してきた。
Aに怒ってないのかこっそりと聞いてみると
「私もあの頃は色々あって寂しくて、甘えたい気持ちも少しあったし」とはにかみながら言った

その頃から俺たちの関係は変化していった
仕事が終わってから二人でメールをすることが多くなり
その内容も徐々お互いの核心に迫るものになっていた
そしてAと俺は、お互いに同じ様なつらい経験をし
心に癒えることのない大きな傷を持っていることを知る
この心の傷が、Aと俺のつながりをより深くした
おおよそ常人には理解してもらえない傷を持つ者同士として・・・

Aは職場では俺のことを「俺さん」と呼んでいたが
二人になったときは「○(俺の名字の最初の漢字)兄(ニイ)」とか
「クマ夫(体がデカくてしょっちゅう暴れているから熊みたいとのこと)」とか呼ぶようになった
「トトロ」と言われたこともあったな・・・

12: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:37:27.21 0 ID:

Bからのイジメは俺が徹底マークをしたこともありこの頃には以ほとんどなくなっていた
それでもBの顔を見るのはストレスだろうと思い
「気分転換にドライブでも行こうか」とAを誘い、二人で仕事を休みドライブに出かけた

ドライブ中はずっと手をつないでいた
行った先は隣県の海である
Aは海が大好きな子だった
Aはよく「私は前世ワカメの女」と言っていた。全くもって意味が分からないが
季節は冬だが、その時は非常に穏やかな天気で温かく、海もすごく穏やかであった
俺はいまでもあの時の景色を忘れられない
砂浜に打ち上げられた海藻を見て「おぉ、同類!」・・・なんだそりゃ
砂浜で手をつないで歩き、二人でいろんなことを話ししたりしてゆっくりとした時を過ごした
この頃にはAは俺にとって愛おしくてしょうがない存在になっていた
Aは本当に可愛くて素敵な女性だ

俺があまりにも「Aは本当に可愛いね」と褒めるものだから
Aからは「○兄は目が腐っている」とよく言われたものだ

そして俺は徐々に壊れていく
こんな感じで過ごしていれば、変化に気づくものも少なくない。当然ヨメも俺の変化に気付いていた
だが俺はこの頃にはヨメと別れ、Aとともに生きていくつもりになっていた
この決意をAに伝えたところ、意外な答えがAから返ってきた
「○兄の家庭が壊れるところなんか見たくない。お願いだから早まらないで」
俺は混乱した。俺の恋心はただの一方通行でしかなかったのか・・・

13: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:39:09.03 0 ID:

ところがAはこの混乱に一段と拍車をかける一言を言った
「○兄のことは好き。でもそれは違う」
・・・訳わからん

俺はAのことを伏せたままヨメに別れを切り出した。
ヨメは泣き叫び、子供を連れて家を出て行った

独りになった部屋から、俺はAに事の顛末をメールした
すぐにAから返信があり、今すぐ○○(よく待ち合わせや二人で話をするときに集まっていた場所)に来てと
そこに行くとすでにAは来ていた。Aは泣いていた
「○兄の家庭壊しちゃった・・・。私は○兄と精神的に繋がっていられるだけで幸せなのに」
・・・ますます訳が分からん

俺はこの件がAとは無関係で俺の意思で動いたことを告げた、Aが罪の意識を感じることはないと
「お願いだから奥さんに謝って元に戻って」と頑ななまでに主張するA
なんでそこまでと問い質すと
「私、前の職場でその修羅場を見た。当事者たちはもう目も当てられない状況だった」
「○兄にはこんな修羅場を経験してほしくない、○兄がボロボロになるところを見たくない」

俺は喜んでいいのか悲しんでいいのかわからなくなった
Aが俺のことを気遣ってくれていることは十分に理解できる
しかし元に戻るということは俺たち二人の未来をなくすということだ

頑なに主張を曲げないAに根負けした形ではあるが、俺はヨメに謝ることになった
この選択が失敗・挫折・後悔だらけの俺の人生でも最大の失敗である

14: 1 ◆qFaAuF75xg:2014/07/13(日) 00:41:24.35 0 ID:

翌日、仕事後にヨメの実家に行くことになっていた俺を悲しそうな目で見つめるAの姿があった
Aよ、お願いだからそんな顔をしないでくれ

ヨメの実家に行ったものの、当然ながら即許されることはなくヨメとはしばらく別居することになった
この時Aにもらった手紙は今でも持っている
「もし、私のせいで○兄が離婚ということになってしまったなら、私が○兄のそばにずっといようと思う」
そんなこと言われたらヨメに謝るんじゃなかったと後悔するじゃないか

坂道を転がり落ち始めていた俺は歯止めが利かない状態である。
Aはそんな俺のことを諌めてはいたものの、A自身も徐々に壊れていくのだった

このころから、俺への呼び名が「○兄」から「○ぽん」に変わっていった
これはAの中での俺の位置づけが変わっていったということだ

会社に朝早く行き、Aが作ってきてくれるおにぎりが俺の朝食で
仕事終わりに二人で会い、週末は二人で遠くに出かけることが日課になっていた
Aは食に対するこだわりが強く、よく食べる子だった。俺も大食いなので相性が良かった
二人でいろんな所においしいものを食べに行った

ラーメン屋ハシゴできる女性なんかそうはいないだろ?

回転ずしで15皿程度は平然と平らげる女性はどれだけいる?

昼食時に同僚と焼き肉を食べに行くことになったら満面の笑みを浮かべて付いてくる子だぞ

でも俺は本当においしそうに食べる彼女を見てるのが大好きだった


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