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範馬勇次郎がポケモン151匹を狩りに行くようです(3):息抜き・ノンジャンル(NONJ)


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138: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 00:43:32.83 ID:9yTnPov300

勇次郎はフシギダネに直線的に駆け寄ると、かかと落としでその命を奪った。
さらに呆気にとられるフシギソウに蹴りをいれ、宙に浮いたその体を全力で叩き落した。
怒れるフシギバナは勇次郎に向けてツルを飛ばすが、なんなくかわされる。
眠り粉が勇次郎に効かないのは相変わらずのことである。
手ごわしとみたフシギバナは、自身に付いている花をゆらし、葉っぱのカッターを飛ばす。
さらにこの間もシャワーズの攻撃の手は緩められない。
葉っぱのカッターと水圧の波状攻撃が勇次郎を襲う。それでも勇次郎は倒れない。
「こんなんじゃ昼寝中の俺を起こすこともできないぜ…」
ニタァ…っと笑う勇次郎に向けて、フシギバナは毒の粉を飛ばした。
勇次郎は既に毒に侵されている。この攻撃は意味を成さないものと思われた。
だが勇次郎は、こともあろうに自ら毒の粉を浴びにいった。
この状況が理解できず、動きが止まるフシギバナ。
毒の粉を浴び続ける勇次郎。一体どうしたことだろうか。
痺れをきらしたシャワーズが、とてつもない量の水を勇次郎目掛け放った。
次の瞬間、シャワーズは背後の鬼の手刀によってその命を絶たれた。

フシギダネ、フシギソウ、シャワーズ 死亡




143: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 00:47:53.47 ID:9yTnPov300

状況が理解できず、呆然とするフシギバナ。
目の前の敵は、確かに毒を喰らったはずだ。
にもかかわらず、毒を喰らう前より動きが良くなっている。一体どういうことだろうか。
「…裏返ったんだよ」
勇次郎がつぶやく。
「お前が毒を『裏返し』ちまった」
フシギバナとの距離を縮める勇次郎。
必死で葉っぱのカッターを飛ばすフシギバナであったが、もはや勇次郎には当たらない。
「中国に伝わる『毒手』という技がある。
 だがこの技は同時に、毒の治療をも伝えるものでもある。
 俺の息子も毒を裏返して治したもんだ…」
万全となった勇次郎。もはやフシギバナに勝ち目はなかった。
背に乗った花に光を集め、渾身のビームを繰り出すも
宙に飛んだ勇次郎を捕らえることはできなかった。
落下する勇次郎。落下点にいた哀れな生物はその生涯を終えた。

フシギバナ 死亡

146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/06/01(日) 00:50:59.34 ID:Rx93Ydpe00

御三家全滅か…

155: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 00:58:03.89 ID:9yTnPov300

万全となった勇次郎は水を得た魚のようであった。
不用意にも勇次郎に襲い掛かった「ピッピ」「ピクシー」、
勇次郎に寄生しようと試みた「パラス」「パラセクト」は
全快した勇次郎の餌となった。
とは言え勇次郎は警戒していた。
先ほど屠ったパラスたちのように植物から派生したと思われる怪物は
毒をもっている可能性がある。
肉体の強さでは世界一を誇る勇次郎も、体内から蝕まれる攻撃には注意を払う必要がある。

勇次郎の他に、この東京に派遣された者たちがいた。
プロボクサーのアイアン・マイケル
キックボクシングのロブ・ロビンソン

マイケルは先日まで刑務所に収容されていたが、
東京の沈静化に尽力してくれたら恩赦として釈放されることになっていた。
ロブ・ロビンソンは高額の報酬を積まれ、日本に来ていた。
「ジャパンも恐ろしい国になっちまったな、ロブ」
「まったくだ。俺たち地下闘技場の戦士を二人も派遣しなきゃならないほどだって言うんだからな」
ザッ…。
天下無敵の二人の前に、怪物が立ちはだかった。

ピッピ、ピクシー、パラス、パラセクト 死亡

168: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:04:23.77 ID:9yTnPov300

その怪物たちは奇妙な風体だった。
片方はボクシングのグローブをはめ、シャドーボクシングをしながら向かってくる。
もう片方は異常に進化した足、退化した手…蹴りのみに特化したモンスターだと人目でわかる。
「エビワラー」と「サワムラー」である。
「見ろよマイケル。おあつらえ向きの相手だぜ」
ロブ・ロビンソンが苦笑する。
「よりによって俺たちあいてに、ボクシングとキックときたもんだ…」
ロブの言葉が終わるより前に、サワムラーの回し蹴りが顔面に叩き込まれた。
「ロブ!」
ロブは盛大に吹っ飛ばされた。ふらつきながら起き上がるロブ。
「チッ、チッ、チッ…」
余裕を見せながら蹴りかかるロブだったが、ヒットしたのはサワムラーの飛び蹴りのほうだった。
「ロブゥゥッッ!!」
相棒がダウンしたのを見て、ボクシングの構えをとりつっかかるマイケル。
だがエビワラーのジャブはマイケルのそれよりわずかに速かった。
ダウンするマイケル。その後ろにはいつのまにか男が立っていた。
「こんな喰い残しみたいな連中を相手にしてもつまらんだろう」
勇次郎は悠然とボクシングの構えをとる。
「やろうぜ、ボクシング…」

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/06/01(日) 01:07:01.27 ID:Rx93Ydpe00

なんというかませwwwwww

175: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:08:24.04 ID:9yTnPov300

つっかかるエビワラー。だがダウンしたのはエビワラーのほうだった。
勇次郎のパンチがあごにクリーンヒットしていたのだ。
なんとか起き上がるエビワラー。だが眼前には異様な光景が広がっていた。
なんと、勇次郎が仰向けで寝ているのだ。
「アライ・猪狩状態…格闘技界最大の壁といわれている」
アライ・猪狩状態。
マホメド・アライと猪狩完至のミクスドマッチの際、誕生した型である。
勇次郎に覆いかかり、パンチを浴びせようとするエビワラー。
だが全てのパンチは届く前に捌き落とされた。
「足元がお留守だぜ」
足元を掬われ、ふらつくエビワラーに渾身のストレートがヒット。
エビワラーは二度と起き上がらなかった。

エビワラー 死亡

179: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:14:27.71 ID:9yTnPov300

起き上がり、サワムラーに歩み寄る勇次郎。
サワムラーの飛び蹴りは確実に勇次郎の顔面にヒットした。
だが次の瞬間、サワムラーの意識ははるか彼方に飛んだ。
勇次郎のかかと落としがクリーンヒットしたのだ。
サワムラーの蹴りの威力はロブの比ではなかった。
だが勇次郎にとってはまさに五十歩百歩だったのだ。

この期を待っていたとばかりに、上空から襲い掛かる影があった。「ピジョット」だ。
襲い掛かろうとしたその瞬間、勇次郎のアッパーをまともにくらい、華麗に空へ舞い上がるピジョット。
だがそれは自らの羽を使い、悠然と空を舞っていたあのピジョットではなかった。

サワムラー、ピジョット 死亡

184: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:20:21.33 ID:9yTnPov300

戦場でもこれほどの強敵との連戦はなかった。
まるで子供が見たこともない場所へ連れて行ってもらったときのように、勇次郎の心は弾んでいた。
相変わらず突如襲い掛かる化け物ども。今度は「カモネギ」であった。
素早い動きで勇次郎を翻弄しようとするも、一瞬で動きが捉えられて潰された。
次の敵の襲来にむけてあたりを一瞥する勇次郎だったが、
次の瞬間、カモネギが起き上がって再び勇次郎に襲い掛かった。
ふいをつかれた勇次郎はかすり傷を負ったものの、再びカモネギを叩き伏せた。
(完全に気を失ってもおかしくない一撃を入れたはずだったが…)
次に襲来したのは、巨大なはさみを持つ「クラブ」「キングラー」だった。
クラブのほうは攻撃を放つ間もなく一撃で沈められた。
キングラーにしても、大きなはさみで勇次郎を殴ろうとするも
片手で止められ、これまた一撃で沈められた。
だがこの二匹もまた、再び起き上がり勇次郎に襲い掛かった。
完全にとどめを刺し、勇次郎は周囲を警戒した。
二度連続でとどめを刺し損ねた…?明らかに異変が起こっているのだ。

カモネギ、クラブ、キングラー 死亡

189: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:25:30.24 ID:9yTnPov300

ゴースの催眠術で眠っていた独歩が、ようやく起き上がった。
「やれやれ、とんだ怪物がいたもんだぜ。格闘家も五体だけじゃ戦えない世の中になったかい。
 後で聞いた話じゃおいらァ、ドリアンとかいう海王の『暗示』にかかってたみたいだしよォ」
そう。暗示である。
カモネギたちは暗示により、肉体の限界まで強さを引き出されていたのだ。
それを行ったのは「スリープ」と「スリーパー」。
そのへんをうろついている雑魚に暗示をかけ、勇次郎への当て馬にしたのだ。
その後も勇次郎は暗示にかけられた怪物と戦っていた。
ヘドロ状の「ベトベター」「ベトベトン」。
彼らも明らかに致命傷を負った後、立ち上がり勇次郎に襲い掛かった。
「トサキント」「アズマオウ」などは水中の生物であるにもかかわらず、
陸上でも機敏な動きで勇次郎に襲い掛かった。
勇次郎もやがて「暗示」の使い手の存在を意識することになる。
「こそこそ隠れやがって…出てこいッッ!!」

ベトベター、ベトベトン、トサキント、アズマオウ 死亡

195: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:32:19.47 ID:9yTnPov300

だがスリープたちは出てこない。
自分が出て行くのは賢くない行動だと知っているからだ。
出てこいと叫ぶ勇次郎の目の前に出てきたのはまたも別の生物だった。
「サンダース」。素の実力の時点でかなり高いモンスターである。
そのサンダースが暗示にかけられ、能力が限界まで引き上げられている。強敵である。
(こいつが暗示使い…って感じじゃねェな)
サンダースに襲い掛かる勇次郎。だがその拳はサンダースに当たらない。
強化されたサンダースは勇次郎に向かい、電撃を放った。
「くぅッ!!」
いくら勇次郎と言えども電撃は効くのだ。
超人的な力を持つ死刑囚ヘクター・ドイルは、電気椅子に数秒耐えた。
だがそのドイル自身、もう数秒解放が遅れたら死んでいたと述べている。
いくら強靭な肉体を持とうとも、電撃のダメージを完全にシャットアウトすることはできない。
勇次郎はあえて攻撃せず、電撃を避けることに全神経を集中していた。
致命傷こそ避け続けているが、このままではサンダースを倒すことはできない。
サンダース自身、そう感じていたそのとき。
突然サンダースがけいれんをはじめ、その場に倒れたのだ。
「生き物の脳は自分の筋肉の使用に制限をかけている。
 フルに筋肉を使えば、自分自身が持たねェからだ。
 暗示でリミッターを外した者の末路なんざ、このようなものよ」
勇次郎はサンダースにとどめを刺した。

サンダース 死亡

204: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:37:17.28 ID:9yTnPov300

切り札を失ったスリープたちは狼狽していた。
サンダース以上の実力者に暗示をかけるのは難しい。
下手すれば自分たちが殺されてしまうかもしれない。
慎重派のスリープたちは、二流の怪物にしか暗示をかけられないでいた。
タマタマ、タッツー、シードラが暗示をかけられ勇次郎に襲い掛かったが全滅。
サンダースより明らかに劣るイーブイも同じく暗示にかかるも、勝てるわけもなく敗北。
スリープたちは焦っていた。打つ手がなくなったからだ。
一旦距離を置いて…そう思ったスリープたちを絶望が襲った。
目の前に勇次郎が現れたのだ。
「出てくる連中の方角を辿ってみたら、簡単にたどり着いたぜ…
 暗示をかけるなら、現れる方向もバラバラになるようにしとくんだったな」
ニヤリと笑う勇次郎。二匹は己の人生の終了を悟った。

タマタマ、タッツー、シードラ、イーブイ、スリープ、スリーパー 死亡

212: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:44:03.75 ID:9yTnPov300

「フーディン」はスリープたちの死亡を直感した。
同じ怪電波を出す存在同士、彼らは意識しあっていた。
フーディンは部下にあたる「ケーシィ」「ユンゲラー」を連れ、勇次郎のいる方角へ向かった。

「りゃアッッッ!!!」
巨漢サイドンを前蹴りで吹っ飛ばす勇次郎。
勢いはどんどん増すばかりだ。
サイドンも多少の抵抗はしたが、勇次郎には及ばなかった。
突如、勇次郎の肉が切り裂かれた。
(鋭利な刃物か!?…違う)
「カブトプス」「ストライク」。鎌を持つ二匹が同時に勇次郎を襲った。
勇次郎の古い友人に日本刀の使い手がいる。
殺傷力では勇次郎も日本刀に及ばない、と豪語するほど、日本刀を愛する男だ。
おそらく日本刀はあらゆる存在の中で、最高の殺傷力を誇ると信じて疑わないはずだ。
だがその彼もカブトプスたちを見れば己の間違いに気づくだろう。
勇次郎の肉をいとも簡単に切り裂く切れ味。
これほどの「刃物」は人間界に存在しない。
「面白ェ…反撃しないから切ってみろよ」

218: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:48:00.11 ID:9yTnPov300

いかに勇次郎と言えども、この鎌の一撃を急所に喰らいでもしたら致命傷となるだろう。
一瞬の油断が文字通り命取りになるのだ。
だが勇次郎は反撃しないと言う。
そして、確かに勇次郎は反撃しなかった。
カブトプスとストライクが繰り出す鎌の連撃も、紙一重で避けるだけで一切手を出さなかった。

数分したころ、二匹は攻撃をやめた。
勇次郎には攻撃が絶対当たらないのだ。
自らの鎌に絶対の自信を持っていた二匹は絶望した。敗北とは、心が折れることなのだ。
「負けを認めたな…」
ニヤリとする勇次郎。二匹に歩み寄ると、彼らを手刀で真っ二つにした。
死んだふりをし、機会をうかがっていたサイドンがこの瞬間立ち上がり
背後から勇次郎に襲い掛かるも、あえなく蹴り殺された。

カブトプス、ストライク、サイドン 死亡

224: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:53:08.11 ID:9yTnPov300

カラカラ、ガラガラの親子は勇次郎と戦うつもりはなかった。
勝てないとわかっている相手には挑まない賢さを持っていた。
ガラガラは幼い息子カラカラと手をつなぎ、東京の街を歩いていた。
その親子の目の前に現れたフーディン。
スリープたちより強力な催眠は、仲のいい親子を殺戮の兵器に変えた。
勇次郎の前に現れたカラカラとガラガラは、最短距離をまっすぐ歩み
猛然と勇次郎に襲い掛かった。
腹への一撃で倒れるカラカラ。
顔に蹴りを入れられ、カラカラを守るように覆いかぶさり倒れるガラガラ。
屠り去られた二人の姿は、たわむれる親子のようだった。

カラカラ、ガラガラ 死亡

235: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 01:59:11.66 ID:9yTnPov300

アメリカでは、関東地方への衛星監視がなされていた。
当初137種と観測されていた怪物たちは、いまや149種にまで増えていた。
だがそのうち100種程度が勇次郎によって屠り去られ、残りわずかとなっていた。

シャワーズ、サンダースと同格の「ブースター」
さらに「オムスター」や「ラッキー」が勇次郎を取り囲む。
「カスどもが雁首そろえおってッッ!!」
怒りのままオムスターを叩き潰す勇次郎。続いてブースターを蹴り飛ばす。
ダメージを負ったブースターだったが、ラッキーの生む「たまご」によって傷を癒す。
ならばと、ラッキーをしとめようとする勇次郎だったが、ブースターがラッキーの前に立ちはだかる。
ブースターが負傷したらラッキーが治す。彼らはこのコンビネーションで勇次郎を仕留めるつもりだった。
が、その考えは浅はかだった。
勇次郎は体を捻転させたかと思うと、思い切りブースターを殴り飛ばした。
そのパンチはブースターを一撃で昇天させた。一撃で死んでは回復も何もない。
残ったラッキーに反撃のすべは残されていなかった。

オムスター、ラッキー、ブースター 死亡

248: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 02:07:24.37 ID:9yTnPov300

「ドガース」と「マタドガス」を見た瞬間、勇次郎は警戒した。
明らかに「毒ガス」を発しているからだ。
実力ではカイリキーや鎌コンビのほうが上だろう。
だが勇次郎にとっては毒も警戒すべき敵なのだ。
ドガースたちと距離を置き、様子を伺う勇次郎。
その隙にと勇次郎を襲った「ナッシー」「ベ口リンガ」は、裏拳で叩き潰された。
このように向き合ってる間も周囲からの襲撃があるかもしれない。
警戒しながらも慎重に距離をつめる勇次郎。
勇次郎に気づき、ドガースたちはさらに毒ガスを発射する。
「くゥッ…!!」
拳圧で毒ガスを振り払い、猪突猛進する勇次郎。
ドガースを仕留めることに成功したが、マタドガスは距離をおき、一層毒ガスを発射する。
勇次郎も距離を置き、勢いよく周囲の建物に飛び込んだ。
困惑するマタドガス。次の瞬間、マタドガスにコンクリートの塊が当たる。
勇次郎が建物の壁をブチ抜いたのだ。
息も絶え絶えのマタドガス。毒ガスを噴射することもできない。
ゆっくりと近づく鬼が、マタドガスの終焉を告げた。

ナッシー、ベ口リンガ、ドガース、マタドガス 死亡

255: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 02:13:43.13 ID:9yTnPov300

今までで一番の巨漢であろう生き物が、今勇次郎と対峙していた。
「カイリュー」。その身長は2メートルを軽く超えている。体重も200kgオーバーだ。
しかし勇次郎はまったく臆することもなかった。勝負は身長では決まらないのだ。
アンドレアス・リーガンという巨漢のプロレスラーがいる。
彼の身長は2メートル40センチ。だがそれよりはるかに小柄なバキに倒されている。
「木偶の坊がッ!!屠りさってくれるわッッ!!」
勢いよくつっかかる勇次郎だが、カイリューのしっぽにはじき飛ばされる。
勇次郎が「はじき飛ばされた」のだ。前代未聞の出来事である。
「ちッッ!!」
蹴りかかる勇次郎。
だがその蹴りが届く前に、カイリューの吐く光線が直撃した。
勢いよく吹っ飛び、3秒ほど仰向けに寝る勇次郎。
アライ・猪狩状態ではない。単にダメージを負って立ち上がれないのだ。
ゆっくりと起き上がり、カイリューを見据える勇次郎。
「今までで一番…喰いごたえがありそうだな」

269: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 02:19:08.14 ID:9yTnPov300

飛び掛る勇次郎。光線を吐くカイリュー。
だが一度喰らった攻撃を二度喰らうのは三流のやることである。
勇次郎は空中で体をひねり、自らの軌道を変えた。
「りゃァッッ!!!」
蹴りがカイリューの水月にヒットする。
さらにその流れで正拳、手刀を急所に叩き込む。鬼は容赦しない。
嘔吐し、ふらつくカイリュー。
勇次郎がとどめを刺そうとしたそのとき、炎のようなものが勇次郎を襲う。
龍族の誇りをかけた一撃、龍の怒りとも呼べる技である。
「くッッ!!」
自らの肉の壁の厚さに関係なく、体を蝕む攻撃。
思わず距離をとってしまう勇次郎に、再び光線が襲う。
とっさに避けたものの、体勢は最悪である。
体重200kg以上のカイリューがのしかかってくるのに対し、避けることはできなかった。

281: ◆jPd5PsNNvg 2008/06/01(日) 02:23:12.31 ID:9yTnPov300

馬乗りになって殴りかかってくるカイリュー。
たとえプロレスラーでも死は免れないほどの威力のパンチが、ダースで襲い掛かる。
さらにとどめとばかりに、至近距離から例の光線を放とうとするカイリュー。
その時、カイリューは宙に舞った。
空中で体勢を立て直そうとするカイリューの喉元に、強烈なアッパーが入る。
勇次郎が一瞬で体勢を立て直し、カイリューを追撃したのだ。
勢いに乗って攻撃する勇次郎。もはやカイリューの息は絶え絶えである。
このとき、勇次郎の背中には「鬼」が住んでいた。
打撃に特化した筋肉のつくりが見せる鬼の形相。
カイリューも相当の実力者だ。例えバキでも勝てるかどうかわからない。
だが今回ばかりは相手が悪かった。カイリューが絶命したころ、勇次郎は始めて満足していた。

カイリュー 死亡


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